日経新聞より カラヴァッジョ「バッカス」

日経新聞の十選でガラスの歴史が取り上げられています。

名画に見るガラス(5)カラヴァッジョ「バッカス」 - 日本経済新聞
ローマ神話のバッカスにしては、妙になまめかしい、生身の少年を描いたようなカラヴァッジョの作品で、モデルについては多くの推測が書かれている。注目したいのはバッカスが左手に持つワイングラスだ。カラヴァッジョは絵の主題が神話や聖書であっても、描くガラス器は、いずれもカラヴァッジョの時代のものを使っている。彼に限ったことではな...

今朝の作品はカラヴァッジョ「バッカス」。
ウフィッツイ美術館でも人気の一枚です。

バッカスはローマ神話のワインの神様。
リアリティを追求したカラヴァッジョは、神様といえども市井の少年をモデルにして物議をかもしました。

このモデルとなったのも当時のローマの居酒屋さんの店員です。今でいうイケメン店員さんですね。

記事にも書いてありますが、実は左下のグラスにカラヴァッジョが写り込んでいるそうです。私もまだ見えたことはありませんが、拡大して見てみてください。

それにしてもこの時代にこんな薄いガラスができていたんですね。描かれたのは1598年ごろ、日本では関ヶ原の戦いの直前です。

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