世界に羽ばたいたフィレンツェ絵画〜メディチ家礼拝堂とベルリン絵画館

昨日紹介したミュンヘン旧絵画館とフィレンツェのアカデミア美術館にある共通の作品に続き、ベルリン絵画館とフィレンツェの宮殿の共通点を紹介。

ベルリン絵画館にあるフィリッポ・リッピ「聖母子像」

メディチ=リッカルディ宮殿の礼拝堂は小さな空間の三面にぎっしりフレスコ画が描かれています。内容は東方三博士の礼拝。

メディチ=リッカルディ宮殿のフレスコ画

博士たちが向かう先が正面に飾られた聖母子像ですが、もともと掛かっていたオリジナルは現在ベルリン絵画館にあります。宮殿を建てたメディチ家当主老コジモと盟友のフィリッポ・リッピ作。フレスコ画はフラ・アンジェリコの元で学んだベノッツォ・ゴッツォリ作。

現在メディチ家礼拝堂にかけられている聖母子像

長い年月のうちに世界中に散らばった絵画もこうやって並べると当時見た人たちと同じ目線で見ている気持ちになります。美術館で作品を見た時は、もともとどこにどうやって置かれていたか、想像しながら見ると楽しいかもしれませんね。

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