夏至のスペクタル

6/24はサンジョバンニの日というお話しをしました。元々は夏至をお祭りする日だったと考えられます。

サンジョバンニは日本語では洗礼者ヨハネ。キリストのはとこにあたります。
新約聖書では長らく子供の生まれなかったザカリヤとエリザベツ夫婦が神の力で授かった子とされ、キリストの半年前に生まれました。

キリストの誕生日はクリスマス、冬至にあたります。その半年前なので、夏至なんですね。

フィレンツェではこの夏至の日に合わせて大聖堂で珍しい光景を見ることができます。
床に示された場所に太陽の光が光るようになっています。

光がちょっとずつ動くのが見えるでしょうか?

キリスト教では復活祭の日を正しく把握することが大切でした。
そのため、夏至の日を正しく把握できるように、夏至の日の正午ぴったりにこの白い丸の上に光が当たるように設計されたのです。

設計されているから当たり前なのですが、実際にこの光景を見ると感動します。
予約制で限られた人数しか参加できませんが、機会があったら見に行ってください。

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