日経新聞の十選でガラスの歴史が取り上げられています。
![](https://i0.wp.com/article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSKZZO7015905013042023000000-1.jpg?resize=160%2C99&ssl=1)
名画に見るガラス(5)カラヴァッジョ「バッカス」 ガラス工芸史家 岡本文一 - 日本経済新聞
ローマ神話のバッカスにしては、妙になまめかしい、生身の少年を描いたようなカラヴァッジョの作品で、モデルについては多くの推測が書かれている。注目したいのはバッカスが左手に持つワイングラスだ。カラヴァッジョは絵の主題が神話や聖書であっても、描くガラス器は、いずれもカラヴァッジョの時代のものを使っている。彼に限ったことではな...
今朝の作品はカラヴァッジョ「バッカス」。
ウフィッツイ美術館でも人気の一枚です。
バッカスはローマ神話のワインの神様。
リアリティを追求したカラヴァッジョは、神様といえども市井の少年をモデルにして物議をかもしました。
このモデルとなったのも当時のローマの居酒屋さんの店員です。今でいうイケメン店員さんですね。
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/96/Baco%2C_por_Caravaggio.jpg/526px-Baco%2C_por_Caravaggio.jpg)
記事にも書いてありますが、実は左下のグラスにカラヴァッジョが写り込んでいるそうです。私もまだ見えたことはありませんが、拡大して見てみてください。
それにしてもこの時代にこんな薄いガラスができていたんですね。描かれたのは1598年ごろ、日本では関ヶ原の戦いの直前です。
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