国立西洋美術館の常設展では紀元前からの宝石コレクションが展示されています。寄贈による橋本コレクションです。その中でこんな指輪がありました。何を表しているかわかりますか?
石膏で見るともう少しわかりやすいかもしれません。
左に天使、右に跪く女性…そう、受胎告知をモチーフにした指輪です。
右の聖母マリアは書見台で聖書を読んでいるのがわかります。上には精霊、天使が持つのはユリでしょうか。
カトリックにおいて受胎告知は重要なモチーフ。イタリアでは本当に多くの作品に会うことができます。
この指輪もイタリアのものでした。身に着けるほどの厚い信仰心を感じることができる展示品でした。
企画展のチケットで見ることができる常設展、ぜひ見に行ってみてください。
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