美術展鑑賞

2024夏 今週末に行きたいおすすめ美術展

国立西洋美術館 内藤コレクション写本(〜8/25まで) 日本でヨーロッパの写本を鑑賞できる機会は非常に貴重です。中世からルネサンス期にかけての芸術作品は、そもそも日本ではほとんど見ることができません。その中でも、時禱書の...
作品紹介

衣装の意匠 服は語る

中村時蔵丈の襲名披露を見てきました。 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)で主人公の藤原求女に恋するお三輪という情熱的な女性を熱演。早速ファンになりました。 さてお三輪が着ている着物の模様ですが、今でいうところの...
フィレンツェ

夏至のスペクタル

6/24はサンジョバンニの日というお話しをしました。元々は夏至をお祭りする日だったと考えられます。 サンジョバンニは日本語では洗礼者ヨハネ。キリストのはとこにあたります。新約聖書では長らく子供の生まれなかったザカリヤとエリザベツ夫婦...
美術講座

GW フィレンツェ勉強会(4/29、5/5)

4/29と5/5にフィレンツェの美術の勉強会を開催します。 4/29 シニョーリア広場と大公のヴェッキオ宮殿 フィレンツェの中心であるシニョーリア広場。ここにはたくさんの彫刻がありますが、その多くがオリジナル作品であることをご...
美術講座

3/24 17:00〜 フィレンツェ勉強会「マニエリスム第2回とシニョーリア広場」

フィレンツェ勉強会 第7回「マニエリスム第2回とシニョーリア広場」 毎月開催しているフィレンツェ勉強会。前回に引き続き、マニエリスムを学びます。 マニエリスムとシニョーリア広場について マニエリスムは16世紀の半ばから始...
美術展鑑賞

3/10 ゴヤと「戦争の惨禍」※美術展見学あり

毎月開催しているフィレンツェ勉強会。第6弾の今回は「マニエリスム」を取り上げます。ポントルモ「キリスト降架」やパルミジャニーノ「首の長い聖母」を取り上げます。
ひとりごと

今日は父の日ですね。

 私が初めてルーヴル美術館に行ったのは11歳の時。父の仕事についてパリに行きました。当時父は輸入ブティックを経営しており海外に買付に行っていました。  ルーヴルが何かも知らない子供ながらに、入った瞬間壮麗さに圧倒され...
美術講座

2/24 フィレンツェ美術勉強会「マニエリスム〜16世紀イタリア美術」

毎月開催しているフィレンツェ勉強会。第6弾の今回は「マニエリスム」を取り上げます。ポントルモ「キリスト降架」やパルミジャニーノ「首の長い聖母」を取り上げます。
美術講座

残1席 1/27 フィレンツェ美術勉強会「世紀の対決!レオナルドVSミケランジェロ〜16世紀前半のイタリア美術」

15世紀の初めにフィレンツェで始まったルネサンスは1480年ごろピークを迎えます。 多くの芸術家達が活躍し、たくさんの作品が生まれました。 しかし1490年代に入り、メディチ家当主であったロレンツォ豪華王が死去。 その後侵攻してきたフランスに屈する形となり、メディチ家はフィレンツェを追放されます。 変わって力を持ったのがドミニコ会士サヴォナローラでした。 厳格なキリスト教に則って統治したサヴォナローラは虚栄の焼却などを行い、それまでの異教的な芸術を否定します。ボッティチェリなどメディチ家の元で活躍した芸術家達の作品も焼却された、と言われています。 ローマ教皇アレクサンデル6世と対立したサヴォナローラは失脚。新たに統治者になったソデリーニはフィレンツェに縁のあるレオナルドダ・ヴィンチとミケランジェロにヴェッキオ宮殿の壁画を依頼します。天才2人の芸術対決に世間は大注目。若きラファエロも尊敬する天才たちの作品を見にフィレンツェに滞在します。 壁画は完成しませんでしたがミケランジェロはダヴィデ像を制作。ダ・ヴィンチはモナリザ、ラファエロは「美しき女庭師」など、ルネサンスの巨匠たちが現代にまで残る名作をフィレンツェで生み出しました。 その後ローマ教皇に就任したユリウス2世に呼ばれミケランジェロ、ラファエロはローマに移動しますが、フィレンツェでは後にマニエリスムの祖となるアンドレア・デル・サルトやサヴォナローラの意志を継ぐフラ・バルトロメオたちが中心となりフィレンツェの芸術を牽引しました。 かつての栄華が消えてしまった15世紀末から再び芸術の力を取り戻す16世紀初めのフィレンツェからローマにかけての芸術を取り上げます。 1/27 15:00〜17:00 対面、オンライン同時開催 お申し込みは https://mariko-no-heya.com/20240127_cinquecento/
美術講座

1/13 「もう一つの19世紀 ブーグロー、ミレーとアカデミーの画家たち」国立西洋美術館 見学

国立西洋美術館で小企画展「もう一つの19世紀 ブーグロー、ミレーとアカデミーの画家たち」が開催中です。 19世紀の美術というとモネやゴッホに代表される印象派やポスト印象派といった近代絵画が注目されます。しかし、これらは新しい技法で芸術の本流はまだまだ「アカデミー」と呼ばれる古典主義を中心とした技法が主流でした。今回の展覧会は敢えて当時主流だったアカデミーの画家たちに焦点を当てたのが特徴です。 ブーグローはフランス革命後アカデミーの後進となったエコール・デ・ボザールの教授、ミレーはラファエル前派を経てイギリスの王立アカデミーの学長を勤めた人物です。アカデミーとは何なのか、どのような描き方をしたのか、19世紀の主流はどのようなものだったか、を小企画展を通して見学したいと思います。 小企画展の後は、国立西洋美術館が誇る19世紀の印象派のコレクションを見学します。同じ19世紀の芸術作品がどう違うのか、印象派がいかに当時の人たちにとって衝撃だったのか、を比較して見ることによって理解を深めたいと思います。 19世紀の芸術の様式の変遷がわかるミニ・鑑賞ガイドシートをお渡しします。今回の展覧会だけでなく様々な美術館や展覧会でお使いください。 日時 12/16 18:00〜 見学は1時間半〜2時間程度です。 参加費 2000円(常設展チケット代込み) 年間パスポート等お持ちでチケットが不要な方は1500円です。 申込時にお申し出ください。 定員 3名 その他注意事項 美術展内では大きな声では話せないため、休憩スペースで時間をとります。 詳細な解説やご質問はそちらでゆっくりお話ししたいと思います。
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